演奏会情報
2006年
創立45周年記念演奏会・秋(第68回定期演奏会) |
日時 |
2006年11月28日
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会場 |
なかのZERO・大ホール
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指揮 |
松田浩則
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Trumpet |
石井健次
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曲目 |
交響詩「フィンランディア」 ★ J.シベリウス
交響詩「モルダウ」(連作交響詩「我が祖国」より) ★ B.スメタナ
トランペット協奏曲 ★ J.N.フンメル(独奏:石井健次【団員】)
トランペット吹きの子守歌 ★ L.アンダーソン(アンコール)
交響曲第1番 ★ V.カリンニコフ(本邦初演:吹奏楽編曲全曲版として)
明日に架ける橋 ★ P.サイモン(アンコール)
スパルタキアーダ行進曲 ★ S.プロコフィエフ(アンコール)
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写真1 |
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写真2 |
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備考 |
トランペット協奏曲:ソリスト「石井健次」氏の紹介記事
CORNETと私 「TOKEN」2001年7月号:東京建設業協会の記事より
トランペットを吹いて40年 (trumpet40.pdf)
トランペットで人々に感動与える (mysweetdays.pdf)「建設労務安全」2006年6月号:労働調査会」の記事より
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石井健次 プロフィール
演奏会プログラムより |
彼とトランペットの出会いは1964年、中学での吹奏楽部入部の時。顧問の山岸敬一先生の勧めでトランペットを吹いてみたのが始まりだった。すっかりトランペットに魅了された彼はその後音楽三昧の日々を過ごし、そしてそのままトランペット人生へと突き進むことになる。
高校は当時吹奏楽の名門であった大宮工業高校に入学し、吹奏楽界の第一人者である秋山紀夫先生の指導のもと頭角を表わし、3年生の時には超・高校級トランペット奏者と評された。 高校卒業を目前にした秋から音楽の道に進むべく音大受験を目指すが諸事情により断念。1970年に鹿島建設に入社してからもトランペットをやめられず、仕事の傍ら1971年に新交響吹奏楽団に入団、現在まで35年間首席トランペット奏者を努めている。今年、トランペットを吹き始めて42年目となる。
彼の演奏は、柔らかく暖かい音色に包まれ、小柄な体格からは想像し難い空間をも揺るがすビブラートで、聴く者の琴線に触れて共感する。これまでも数々のソロ演奏をしておりファンも多い。
楽団の演奏以外では、1999年にスタジオ録音によるソロCDアルバムをリリースし各方面で多大な評価を得ている。彼の非凡さが伺えるこのアルバムは是非とも多くの皆様に聴いて頂きたい。
一方、彼は企画力にも優れており、持ち前の熱意と実行力から、団長を務めていた創立25周年(1986年)と30周年(1991年)記念企画ではアマチュア初となるサントリーホールでのコンサートを企画運営し満席演奏を実現した。また、40周年時にも企画運営を手掛け、東京文化会館大ホールを満席にし、高評を得た。
なぜ42年も吹き続けてこられたのか。彼は言う。
「やめる勇気がなかった事と、楽器を通じて別の自分が主張できる心地よさがあることかな。そしてなにより自分には側で支え続けてくれる妻がいることが大きいですね」
「いつかはリサイタルを開きたい。そして演奏活動を通じてもっと広く社会に貢献したいです」と、目を輝かせながら更なる夢も笑顔で話す。
“生涯現役奏者であること”“プロよりも巧いアマチュアトランペット奏者になること”
彼の信念のなんと熱く力強く素敵なことか。
本日の協奏曲演奏は、長年の夢の実現でもあり、新交響吹奏楽団入団35年と創立45周年に合わせ満を持しての登場である。
「あくまで楽しく3楽章を吹き切りたい。“聴いて良かった”と心から感じて頂けるような演奏をしたい」と話す石井。
数々の夢を現実にしてきた一人のプレイヤーが創り出す音楽の世界を是非お楽しみ下さい。
1951年生まれ
使用楽器:YAMAHA-XENO YTR-8335RGSXV(佛坂モデル)
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45周年記念演奏会によせて - トレーナー 山元富雄
演奏会プログラムより |
創立45周年記念演奏会おめでとうございます。
私が新交響吹奏楽団の皆さんと御付合いさせて頂いて、二年程になるでしょうか。管弦楽の為に書かれた作品を、原調のままで、原曲に優るとも劣らない音楽表現を創り上げたい、このこだわりに私は共感と興味を感じております。私の役目は、プロの豊富な経験から身に付けた合奏の基本を、団員の皆さんに伝えることです。上手、下手ではなく、どんなポイントに注意して合奏に臨む事が良い合奏につながるかを理解、体感して下さる団員の方の数が増えれば増える程、確実に響きが良くなってきます。
指揮者の松田浩則氏が苦労して編曲、こだわりの実現に向かって努力しておられる姿に敬服しておりますし、団員の皆さんの誠実な音楽への取り組みにも好感を持っております。残された課題は、特に中音域の楽器群と打楽器セクションの充実です。この楽団のこだわりに賛同される奏者が是非数多く入団される様に願っております。
吹奏楽の持つ音楽表現の可能性は無限にあります。管弦楽よりは、ずっと多様な楽器を駆使出来るからです。こだわりの実現の為には、更なる工夫とアンサンブルの基本に対するしっかりした認識の共有が不可欠です。これらが現実の物となった時、新交響吹奏楽団のサウンドは、一層輝かしい響きとなって、聴いて下さる皆様方の心に達することでしょう。更なる御発展を祈ります。
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